【ひとしごと】「技術者のイメージをポジティブで元気なものに」株式会社新越ワークス

※この記事は、東京つばめいと事業の一環で実施した「燕市滞在型インターンシッププログラム(2017/2/23~2/24)」の参加学生による取材レポートです。

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燕市に本社を置く、株式会社新越ワークスさんにお話を伺いました。

新越ワークスさんは「三本の矢」を理念に掲げ、スリースノー事業、ユニフレーム事業、エネルギー事業の三分野で製品を作っています。各分野の工場を見学に行き、事業の概要や、仕事の中でのエピソードを聞かせていただきました。

最初に見学したのはユニフレーム事業部です。工場のイメージを覆すような明るく開放的な雰囲気の中、生産担当の田瀬さんにお話を伺いました。

 

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— ユニフレーム事業では、何を作っていらっしゃるのでしょうか?

ユニフレームとは、『ユニークな炎(flame)』から名づけられました。その名の通り、ガスバーナーなどの製作から出発して、現在ではキャンプ用品全般を製造しています。近年のアウトドア用品業界の好調もあって、現在では主要な部門となっています。

 

— 生産の仕組みについて教えてください。

燕市には、多くの町工場が協力をしあって一つの製品を作るという風土があります。弊社も、おもに燕市内の協力工場さんに部品をつくってもらい、それを組み立てるという形で生産を行っています。できるだけ燕市産の部品を使い、また協力工場さんが生産しやすい環境を作るように連携を重視しています。

 

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— アウトドア用品メーカーの中で、新越ワークスさんの特徴はどういったものでしょうか?

「品質がよく価格が安いものは売れる」という信念のもと、どうやって品質を維持して価格を下げるかということを日々試行錯誤しています。あくまで製品の魅力でお客様を引き付けることを目指しているので、ブランド化や受賞の努力はしていません。「商品ありきのブランド」だと思っています。
こうした姿勢は良い品質を求める消費者の信頼を得て、国内のアウトドア愛好家や、近年では海外にもユニフレームのファンを獲得しているそうです。

 

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— 今後の展望についてお聞かせください。

近年は海外でもアウトドアがブームになってきており、台湾や韓国、さらに最近ではオーストラリアなどにも販路を広げています。徐々に規模を拡大していきたいと思っていますので、英語の話せる人材、ITのわかる人材にはぜひ弊社で活躍してほしいですね。

 

次に、エネルギー事業部の吉田さんにお話を伺いました。こちらの工場も、木をふんだんに使った新しい建物で、ゆとりのある雰囲気でした。

 

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— エネルギー事業の概要について教えてください。

エネルギー事業部では、木質ペレットを燃料にしたペレットストーブの製造販売を行っています。始めてからまだ10年にも満たない新しい事業ですが、環境にやさしい暖房器具ということで将来性があると考えています。

 

— ペレットストーブとは、どのようなものでしょうか?

間伐材などから作られた、粒状のペレットを燃料にしています。農家でビニールハウスの暖房に使われており、最近はホームセンターなどでも手に入ります。再生可能な木材資源から作られているということで、環境にやさしい持続可能なエネルギーだと考えています。
こうしたペレットストーブの生産で、新越ワークスさんは国内No.1のシェアを獲得しているそうです。

 

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ここで話は変わりますが、お仕事のやりがいについて教えてください。

新機種を開発するために様々なデータを取って進めていくのですが、そうした努力が最終的に販売に結びつき、人の役に立っていると感じるときにやりがいがあります。それから、ペレットストーブの暖かい炎を見ているとぬくもりを感じられますね。

 

最後に、スリースノー事業を扱う本社工場を見学しました。本社工場の名にふさわしく、広い空間にたくさんの機械が並ぶさまは壮観でした。工場長の熊谷さんにお話を伺いました。

 

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— スリースノー事業についてお聞かせください。

スリースノーは、調理で使われるザル、テボ(ラーメンの湯切りをする道具)などにつけられたブランド名です。創業以来半世紀以上続く、実績と信頼が強みです。

 

— 生産を監督しながら心がけていることは何でしょうか?

やはり安全に気を使っています。以前、燕市の町工場の間では作業中の事故が多く、「指が欠けないと職人ではない」などと言われたこともありました。今では、手や指を感知して自動で停止するプレス機なども導入され、作業中のけがは非常に少なくなっています。

 

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— 歴史のあるスリースノー事業ですが、変わったことはあるのでしょうか?

より効率のよい生産を常に目指しています。たとえば、部品を移動させる時間を減らすため、機械の配置や、保管用コンテナを出し入れするタイミングにもこだわっています。こうした生産時間の短縮が、無駄な在庫を減らしたりすることにつながり、よりよい生産ができています。本社工場では、新しい機械を導入したり、古い金型を入れ替えたりすることにも積極的です。
スリースノー事業は創業以来の歴史を持ちながら、常に革新にも積極的だということでした。

 

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次は、会社の雰囲気などについて書いていきます。

 

— 新越ワークスさんの工場内は女性や若い人が多いイメージです。

確かに、技術者が減ってきています。当社も団塊の世代の時、技術を伝えることが課題としてあがっていました。昔は、職人の背中を見て育つのが職人だと言われてきたが、それでは限界もあるのではないかと思う。そこで、技術を伝えるだけではなく、より使いやすい機械を導入することで若い人や女性でもできるようにした。もちろん、熟練の技を持っている人がやらなければならないこともあるが、昔みたいに「若い人は」という雰囲気は無くなってきている。一緒に働きたいのは、ポジティブで元気のあるやつ。元気がいいとそれが力になる。また、作業者のイメージから一人ひとりが考えて作業を行えるようにしているのも当社の雰囲気なのかもしれないです。

 

— 社員の皆さんがあいさつをしてくれて、すごく気持ちいい印象受けました。

当社は社長も含めて、全員が大きな声であいさつをすることを徹底しています。それが社員にも浸透している結果だと思います。社会人となって必要な力って、チームワークやコミュニケーション能力だと思います。あいさつはコミュニケーション能力の最初だと考えています。あいさつをしない人だからしない。ではなく、自分から気持のよいあいさつをしていこうとすることでチームワークや課題解決につながると思います。

 

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— 燕ってどんな人がいて、どんな暮らしをしているのですか。

燕の人は穏やかで親切な人が多い。最近の社長はみんなで話し合いながら、課題解決に取り組んでいます。また、つばめブランドと言われたものづくりの技術は世界に誇れるものであり、職人に誇りを持っている人が多いです。田舎だから何もないのではないのかと言われがちですが、ものがあふれているのも22.3歳になると疲れてしまいます。私は休日、ドライブで1~2時間運転して温泉に行く、おいしい食べ物や最近ではおしゃれなお店も増えてきたので、遊べる場所は多くありますよ。また、若い人には起業してほしい。燕には起業をするチャンスかたくさんです。金属製品を使ったビジネスはブランドが高いですし、失敗しても取り返すことができると思っています。

 

— 本日はありがとうございました! 最後に、サイトを見ている若い方々にメッセージをお願いします。

―若い人たちや県外の人に私たちは来てほしいと思っています。非常に多くの意見をもっており、私たちも毎回勉強になっています。若い人は無限大の可能性があります。ぜひ、若いうちの経験を活かせるかが大切だと思うので、是非いろいろなことにチャレンジしていってほしいと思います。

 

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≪取材・記事:佐藤 嘉将・佐々木 悠≫

 


 

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