イベントレポート:新潟県立大学インターン&記事作り

日時:平成28年8月18日(木) 9:00~18:00
場所:燕市産業史料館ほか

新潟県立大学の学生さんがインターンとして燕市内の様々な場所をまわり、取材&記事づくりを行いました。
その様子を、東京つばめいと事務局・佐野がレポートします。

燕の産業の歴史を学ぶ

まず訪れたのは燕市産業史料館。

私はここ数年のあいだで何度も(かなりの回数)利用者として、またアテンド役としてこの場所を訪れ、学芸員の齋藤さんの説明を聞いていますが、まあ毎回さまざまな角度から話をしてくれるので、まったく飽きない(笑)

燕市産業史料館

今回の学生は全3名。

ふたりは燕市出身、もうひとりは新潟市出身ということでしたが、みなさん産業史料館は初めてということで、とても熱心に斎藤さんの話に耳を傾けながら話を聞いてくれていました。

燕市産業史料館

燕市産業史料館

そして、いつも通りの齋藤さんのペースに引き込まれていたようです。

話した中身は色々ありますが…百聞は一見に如かず、ぜひ一度燕市産業史料館にお越しいただければと思います。
次は新人学芸員の桑原さんからの説明を聞いてみたい……!

玉川堂200年の技ここにあり

斎藤さんから燕市の産業の歴史や現在の産業についてきいたあとで、次に伺ったのは「株式会社玉川堂」!

株式会社玉川堂

ここでも、常に燕三条のことを考えている熱い男・山田立さんに案内をしていただき、玉川堂の鎚起銅器の製造方法やこれまでの歴史、いま玉川堂が取り組んでいることなど、多くのお話をお聞きすることができました。

株式会社玉川堂

株式会社玉川堂

また、この燕三条地域全般のお話しや、いま山田さんが実行委員長として取り組んでおられる「燕三条 工場の祭典」についてもお聞きすることができ、とても充実した見学になりました。

詳細は学生が作成している記事をぜひご覧ください。
(※現在制作中です)

「燕の産業を支えてきたラーメン」

あっという間に時間はお昼。
昼食を食べるために伺ったのは、ここも燕に来ていただいた方には必ずと言っていいほどご案内している、ラーメンの有名店『杭州飯店(こうしゅうはんてん)』です。

燕市背脂ラーメンの名店「杭州飯店」

燕市のグルメ=背脂ラーメンと言われたり、ソウルフードとして燕市民の血や汗は背脂でできているなんて言われてるとか言われてないとか。それじゃあみんな脂汗で高脂血症じゃないか、なんて……、話を戻して……

燕市では昭和30年代輸出用の金属洋食器の製造で工場はどこも忙しく夜遅くまで残業が続いていました。
その夕食として人気があったのがラーメンです。

その味は汗をかき働く人にあわせたちょっと塩っぱめのスープにし、ただしょっぱいだけでなくマイルドな深いうまみのあるスープにするため、甘みのある背脂をスープに溶かした言われています。
これが燕市が背脂ラーメン発祥の地と言われる所以です。

さらには長時間労働に耐えるために腹もちのいい太麺に改良されました。
それが結果的には、背脂がどんぶりの蓋がわりになり冷めにくく、太麺のため時間がたっても延びにくいという、忙しい時期には一晩に800杯の出前があったと言われる状況の中でおいしく食べることのできるラーメンになっていきました。

すみません、つい背脂ラーメンになると熱くなってしまいました。
インターンの学生だけでなく、一緒に来ていた県立大の先生も美味しそうに召し上がっていらっしゃいました。

燕市背脂ラーメンの名店「杭州飯店」

燕市背脂ラーメンの名店「杭州飯店」

燕と言えば……?

上でご紹介の『背脂ラーメン!!!』と考える人も多いのですが、やはりスプーンなどの洋食器を思い出す方が一番多いかと思います。

その洋食器を日本で最初に金属洋食器製造会社としてつくり始めたのが、次に訪問させていただいた「燕物産株式会社」です。

燕物産株式会社

ここでは工場見学だけでなく、燕物産の捧(ささげ)社長から、留学経験のお話やこれまでの洋食器産業について、またスプーンのデザインの潮流など色々とお話しを聞くことができました。

燕物産株式会社

燕物産株式会社

こちらも詳細は来月あたりに県立大生の方からの記事をお待ちください。

磨き屋一番館「未来の職人を磨きあげる」

燕市は“ものづくりのまち”として、その金属加工技術は日本一……、いや、世界一! と自慢したいぐらいのレベルにあります。

その中でも金属研磨の技術は世界から認められており、かつてはAppleのiPodの裏面を磨いていたというのは非常に有名な話です。

ただ、その世界一の技術を持つと言われる「磨き屋」の職人たちも年々数が少なくなってきており、後継者不足という問題に直面しているのが現実です。
そこで、金属研磨業の後継者を育成するための「磨き屋一番館」という施設が燕市に設立されました。

こちらを最後に訪れました。

磨き屋一番館

そこでは、研修生たちが一人前の職人になるために毎日奮闘しており、その研修生たちをあたたかくも厳しく指導しておられるのが「にいがた県央マイスター」の認定を受けている高橋千春さんです。

磨き屋一番館

ここでは研修生の奮闘ぶりを見せていただくとともに、指導員の高橋さんの研修生やこの磨きの仕事に対する思いなどをお聞きすることができ、実際にスプーンも磨くことができました。

磨き屋一番館

磨き屋一番館

磨き屋一番館

磨き屋一番館

最後に…

次回までの宿題として、それぞれ自分の担当を決めて記事の作成を行うためのミーティングを行いました。

東京つばめいと記事作成

どんな記事ができるか今から楽しみですね! 乞うご期待!

そして、次回はこの3名の学生に、ある燕市の動画撮影のお手伝いをしてもらいます。その様子も、またこのページでお知らせします! そちらもあわせて今後の展開をお楽しみに!

それでは、今回のレポートは佐野でした!!